余命1か月⇒1週間 ~ TURBO CANCER⑥
2日前の火曜日、何とか父(88)を退院させ、後は幾ばくかの余命を自宅で安心して送ってもらおうと思っていた。 火曜、水曜、木曜と、妹と2人とあとは親戚やヘルパーさん、訪問看護師さんにもサポートをお願いして24時間寝たきりの父を見守ってきた。 毎日実に多くの人が出入りしてその対応だけで一日が終わる日もある。在宅医療とはこれだけ潤沢に安価で人の資源を利用させて貰えるとは、毎日が驚きの連続だ。 父はもう声を出す力がなく起きている時間も短くなり、勿論のことながら身体を自分で動かすこともできない。右肺は機能せず左肺の一部でしか呼吸ができないので大きく口を開けて苦しそうにしている。 着替えやおむつ替えなどは…